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「その節税が会社を殺す」を読みました

こんにちは

松波竜太著の「その節税が会社を殺す お金に強い社長がコッソリやってる節税&資金繰りの裏ルール31」を読みました。

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それ「会社を殺す節税」です

税理士として15年、会計事務所業界で20年以上のキャリアを持ち、300社以上の中小企業に関与し、特に資金繰りと銀行交渉についてサポートをされている松波竜太氏が書かれた本で、サブタイトルにある節税&資金繰りの裏ルール31を図表も取り入れながら紹介していきます。

独立する前に勤務していた会計事務所で担当した会社の社長は、資金繰りに悩んで自らの命を絶ちました。「もう二度とあの社長のような人を出してはいけない」 そう心に誓い、「どうすれば楽に経営できるか」を考え、試行錯誤しながら、小手先のテクニックではない、本当に会社を強くするための方法を生み出しました。

著者が、上記の信念を持ちながら税理士の仕事を続けて生み出した会社を強くするためのテクニックです。節税を行っているのに何故経営が苦しいの?そんな疑問にも答えている本です。

私が、この本を読もうと思ったのは本のタイトルを見て、数年前の友人の言葉を思い出しました、私が仕事帰りに友人のお店へ立ち寄ると彼はこう言ったのです「来年あたりに店の一部リフォームや古くなった設備を買い替えようと思っているけど、金融機関に相談したら無理だと思うと言われた」無理だと言われた理由は「納税証明書」の内容だったようです(他にもありました)、彼は経営者なので節税対策を行っていたのです、その後の彼は金融機関や他の経営者からのアドバイスを受けながら会計を改善し無事に融資が受けられました。つまり著者が仰る「会社を殺す節税」があるのです。

著者は、「節税前にやることがある」と述べ、大事なのは「お金」であると指摘しています。そして節税すると銀行からお金を借りにくくなってしまうことがあるとも指摘しています。

経営の悪いスパイラルは

①節税する

②利益が減る、お金がなくなる

③銀行が貸してくれない

④投資ができない、取引先への支払いが遅れる、支払えない

⑤倒産

この悪いスパイラルを断ち切り、良くしていくには何が必要なのか著者は解説していきます。

①現金が減る節税をやめる

②必要な投資が可能で経営にも余裕をもてる

③銀行が「低金利などの良い条件にしますから、借りてもらえませんか」と言ってくる

④売上がアップ。金利も下げられて利益アップ

⑤銀行は「もっと借りてください」と言い、さらに手元資金が厚くなる

友人の場合も金融機関から見れば節税など改善可能で「貸せる」と判断できる材料があったからアドバイスもあり、そして融資が受けられるようになったのです。

無借金経営は死へのカウントダウン

世の中、結局カネ

著者が、この本を通して伝えたいことは、とてもシンプルです。前金など現金で入金してもらえるような業種以外では、取引が増えて売上も大きくなると実際に入金があるまでには時間もかかり、その間にかかる経費や人件費を支出していかないといけないので、手元資金をシッカリ確保しましょうということです。この手元資金の目標は、まず月商の2カ月分を確保で理想は3カ月分と仰っています。

中小企業は「借りたいときに借りる」 ことなどできません。「銀行が貸したいときに借りる」だけです。

手元資金を確保しつつ銀行から融資を受けながら経営していけば資金の心配や資金繰りの心配などもなくすことができるようになる。

お金を「足りなくなるから借りる」 ではなく「お金のことで悩まなくていいために借りる」というように、考えを変えてみてください。

融資額=信用力、信頼力なので無借金経営より「実質無借金経営」の「預金≧借入額」の経営で銀行からも高く評価されましょうという話です。借入をしているのは、ある意味レバレッジ効果もあるので理にかなっていますね。

手元資金を増やすのは、節税でなく銀行融資

著者は、単に節税の話だけでなく融資に必要なノウハウなども解説します。

節税を考える時点で、経営としては後手に回ってしまっているのです。

利益とは、コントロールすべきもの!外部の需要によって思い通りにならない利益を確保していくの簡単なことではありません。利益を毎期、平均的に出すことが大事で、利益の先送りや赤字は二期連続ださないような工夫が必要になります。

3章~6章は、これから起業を行おうと思っていたら銀行の門のたたき方や会計事務所選びのヒントが盛り沢山の内容になっています。

無駄に多い法人税を払わないためには適切な手を打つ必要がある、保険や役員報酬といった法人を殺す「小さな節税」を行う前に、しっかりした手元資金の確保を行い法人税も支払いながら銀行の評価を上げ、さらに有利な条件を出せる会社になる。そして「会社を発展させる、大きくする節税」を行っていきましょうと著者は仰っています。

まとめ

 これから副業が必要とされる時代になってきています。「その節税が会社を殺す」は、フリーランスから始め、家族経営へ進み、そして規模を大きくしていくうえで読んでおきたい、経営者のノウハウ本です。この本は図表が登場しますのでkindle本で読む場合にはタブレットで読むのをおススメします。

 

その節税が会社を殺す お金に強い社長がコッソリやってる節税&資金繰りの裏ルール31

その節税が会社を殺す お金に強い社長がコッソリやってる節税&資金繰りの裏ルール31

 

 

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